つらいと感じる人も多い胃カメラ!検査として評判が良い理由は?
検査の精度が高い
胃の状態を確認する検査方法としてはバリウム検査などもあります。
しかし、バリウム検査では苦痛が少ないというメリットはあるものの、内部の状態はレントゲン写真から推測することとなるため、写真の写り方などによっては重大な疾患を見落としてしまうこともあります。
一方で胃カメラ検査では若干の苦痛を伴うものの、胃の内部を映像で確認できることから胃がんや胃潰瘍などの病気も発見しやすく、検査そのものの精度が高いという点で評判が高くなっています。
被爆しない
バリウム検査では苦痛が比較的少ないというメリットがあるものの、レントゲン撮影時にわずかながら被爆をするというデメリットがあります。
健康状態に問題のない成人であれば、レントゲン撮影による被爆で体調不良を引き起こすことはまずありませんが、妊娠していることに気づかずにレントゲン撮影をしてしまうと胎児の健康状態に影響が出てしまうことがあり、そのようなリスクがないという点でも、胃カメラ検査には大きなメリットがあります。
組織の採取が可能
胃カメラ検査では内視鏡を使用しますが、内視鏡は検査中に組織の採取やポリープの切除を行うことができます。組織や粘膜、細胞などを採取して精密な検査に回すことで、確かな診断を行うことができます。
また、ポリープの切除は20~30分で完了することが多く、ポリープの場所にもよりますが、複数のポリープあっても数時間で全部切除することが可能です。
このような処置は当然バリウム検査などでは行えないため、胃カメラ検査ならではのメリットといえます。