胃の内視鏡検査を受けるメリット|内視鏡検査でできること・分かること
胃炎や粘膜の萎縮(胃がんの原因)を早期発見
胃の内視鏡検査では、胃炎を発見できます。
ストレス社会とも呼ばれる日本では、胃炎は馴染みの深いものと言えるでしょう。
また、胃の粘膜の萎縮についても調べられます。
ピロリ菌がいる胃は萎縮して胃がんが発生しやすくなることがあり、場合によってはピロリ菌の除菌が必要です。
胃がんのリスクを知っておけば、定期的に検査を受けて早期胃がんの段階で治療することが可能となります。
そのため、年齢に関わらず一度は胃の内視鏡検査を受けておいた方がよいでしょう。
胃以外にも食堂や十二指腸も検査できる
胃へと内視鏡が到達するまでには食道も通るため、逆流性食道炎や食道がんなども発見できます。
また、胃から繋がっている十二指腸も検査できます。十二指腸にも炎症やポリープ、がんなどができることがあるため、胃の内視鏡検査のときに一緒に調べられるのは大きなメリットです。
胃の内視鏡検査を受けて病気が発見されなかった場合は、食道と十二指腸についても問題ないということです。
このようにメリットが大きいため、胃の内視鏡検査は定期的に受けることをおすすめします。
ポリープなどをその場で採取し検査に出せる
胃の内視鏡検査でポリープが見つかった場合には、その場で採取して検査に出します。ポリープが見つかったから次の検査で採取するといったことはないため、通院の手間を省くことができます。
また、ポリープそのものをその場で切除することも可能です。
検査にかかる時間はクリニックによって異なりますが、約1~2週間かかるケースが多いようです。
また、ポリープを切除する場合は通常よりも検査時間が長くなります。その場で切除できるように、検査を受ける日は長めにスケジュールを空けておきましょう。